40代・50代からの転職は無理なの? | 人事労務プロ・元社労士が教える転職成功ロードマップ

40代・50代からの転職は無理なの?

転職を考えたときは
転職マスターG
転職マスターG

こんにちは、転職7回も繰り返して、あらゆる業界を渡り歩いてきた元社会保険労務士の転職マスターGです。

テンちゃん
テンちゃん

転職マスターGさん、今日も宜しくお願いします🎵

転職マスターG
転職マスターG

テンちゃん、いきなりなんだけど、転職してる人の年齢は何歳ぐらいの人が多いと思う?

テンちゃん
テンちゃん

う〜ん、そうですね。やっぱり20代とか30代の若い人が多いんじゃないですか?

転職マスターG
転職マスターG

うん、そうだね。たしかに若い人の方が転職する人は多いんだ。

でも、最近は40代・50代での転職希望が増えてきてるんだよ。

テンちゃん
テンちゃん

へ〜、そうなんですね。でも、40代以上になると長年勤めてきた会社を退職することへの”しがらみ”とかありそうだし、転職先も少なそうなイメージがあります。

転職マスターG
転職マスターG

その通り!やはり若い人と比べると、40代・50代の転職者は要件が厳しくなってくるんだよね。

テンちゃん
テンちゃん

じゃあ、やっぱり40代・50代からの転職は無理なんですか?

転職マスターG
転職マスターG

いや、そんなことないよ、ちゃんとした情報を収集すれば、40代・50代でも十分理想の職場への転職は可能なんだ!

テンちゃん
テンちゃん

わあ〜、本当ですか! それはぜひ知りたいです!

転職マスターG
転職マスターG

今回の記事は、40代・50代になって転職してみたいと考えはじめた方への内容となりますので、「転職してみたい」と考えはじめたのなら、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

この記事を読んで得られること
・40代・50代からの転職の実情
・多くの人が転職する本当の理由
・40代・50代で転職する人はどれだけいるのか?
・実際に40代・50代で転職した人の生活
・40代・50代で転職を成功させる秘訣
・転職を考えたとき最初にすべきこと

転職をする多くの人にとって、不安や課題を抱えるステップかもしれませんが、必ずしも転職が厳しいものではありません。

年齢がハンデになることはありますが、正しいアプローチと戦略を持つことで、転職で成功することもできます。

40代・50代の転職は本当に厳しいの?

40代・50代での転職における主な課題は、何といっても若者と比べたときに、最新技術やスキルが見劣りしていないか、ということです。

企業側からすれば、若くて元気のある若者を雇った方が、将来性にも期待できます。

厳しいことを最初に言いますが、40代・50代からの転職は、20代と比べると厳しいのが現実です。

下記のグラフは、転職希望者に占める転職就業者の割合です。年齢別に見てみると、転職希望者に対する実際に転職を経験した人の割合をみると、40~59歳の中高年層は、他の年齢層に比べると低い傾向が見られます。

引用元(厚生労働省:中途採用に係る現状等についてより)

しかし、経験と知識を活かす方法を見つけ、自己ブランディングを強化することで、年齢のハンディキャップを克服することも可能です。

40代・50代での転職の成功は、適切な計画と戦略にかかっています。

40代・50代の転職は難しいと感じるのは一般的ですが、その理由は複数あります。

多くの企業が新卒者や若手を採用する傾向があるため、年齢層が高い応募者に対する競争が激化していることが一因です。

また、新しい技術やツールの導入が急速に進んでいる現代社会では、最新のスキルを持つ若手が優位に立つことがあります。

しかし、40代や50代には独自の強みがありますよね。長年にわたる経験と知識、人間関係、リーダーシップ能力など、他の年齢層にはない価値を提供できます。

この強みを最大限に活かすことが転職成功のカギです。これらのスキルを「ソフトスキル」と呼び、技術スキルとは異なり、どの職種でも重要な能力とされています。

また、ソフトスキルは個人の習慣や性格に大きく影響されるため、個々の強みを最大限に生かすことが可能です。

近年、ソフトスキルの重要性が増しており、40代・50代の転職者にとって、重要なスキルとなっています。

今の会社で定年までいるのはツラい…

現在の職場で不満を感じている場合、定年まで我慢するのか。

人それぞれ背景が違うんで一概に言えないのですが、この先何十年も嫌な仕事を続けるよりも、チャンスにかけてみて行動を起こしておくことは、決して無駄にはなりません

40代・50代でも、新しいキャリアの可能性を追求することは不可能ではありませんし、転職は新たなチャンスを提供し、充実感を取り戻す方法の一つです。

長い間同じ会社で働いたり、同じ職種でキャリアを積んだりすることは、一部の人にとっては安定感をもたらしますが、同時に新しい挑戦を探求する機会を逃すことにもつながりかねません。

転職は、新しい環境での成長や満足感を追求する手段として、有力な選択肢の一つなのです。

転職理由トップは「人間関係」

転職を検討する40代・50代の多くが直面する問題の一つが、職場での人間関係の悩みです。人間関係の問題は仕事のストレスを増大させ、転職を考える主な理由となっています。

転職の理由は人間関係の悩みだけではなくて、「人生や仕事のやりがいに疑問を感じる」というものもあります。

40代・50代になってくると、社会経験も増えてくるとともに、自分自身の人生の先が見えてきますよね。

そうなったときに「本当に自分の人生はこのままでいいんだろうか?」という疑問が湧いてきます

私自身も、40歳手前になったときに「今の会社で残り20年いても給料は上がらないだろうし、自分の人生を会社に搾取されるのはイヤだ」と考え、思いきって退職しました。

それ以外の転職理由には、私と同じように今の会社の給料や待遇に不満がある人も多いようです。

どれだけの人が40代・50代で転職しているか?

統計データによれば、40代・50代での転職は増加傾向にあります。

一旦会社に入れば、安心して定年まで勤めあげるという「終身雇用制度」は既に破綻しています。

こちらは45歳以上の転職者数の割合をグラフにしたものなんですが、右肩上がりに上昇しているのが一発でわかりますよね。

人手不足にあえぐ企業側が即戦力になる管理職や技術者を求めていることに加えて、コロナ禍で人生を見つめ直す中高年が増えたことも一因なんです。

そう、今の世の中は転職では定説となっていた「35歳転職限界説」は、もう過去の常識なんです。

多くの人が新しいキャリアチャレンジを受け入れ、成功を収めています。このトレンドを知っておくことで、転職を検討する際の希望にもなりますよね。

特に、最近の経済変動やテクノロジーの進化、グローバル化によって、多くの業界で転職が一般的になっています。

40代・50代の人たちも、新たなキャリア形成を追求して、本当に自分がやりたいことを追い求める自己実現を追求する傾向も強まっています。

一方で企業側でも、世の中が多様性を追い求める傾向が強くなった影響で、多くの企業が多様性と受容性を重要視するようになってきました。

これにより経験豊富な40代・50代を貴重な即戦力として考える傾向が強くなり、最近の転職市場では、40代・50代の人間を組織において貴重な資産として受け入れられるようになってきました。

実際に40代・50代で転職した人の末路

ここで転職成功事例を一つ紹介しましょう。

40代・50代で転職に成功した人は、新しい職場での充実感やキャリアの発展を満喫しています。

彼らは自分の価値を理解し、適切な転職戦略を採用した結果、新たなステージでの成功を手に入れました。

私自身は44歳のときに思いきって転職しました。

当時は生まれたばかりの長男もいたため経済的には楽ではありませんでしたが、妻が正社員として働いてくれていたため、生活費がゼロになる心配がなかったのは大きな強みでした。

収入がなければ生活も困窮し、正常な判断もできなくなりますよね。転職するときに一番大きな不安は、やっぱり「収入」のことです。

今の職場で働いて収入を確保しながら転職活動ができれば最高ですが、それでは時間の制約があったり、コソコソ会社に隠れて転職活動をする後ろめたさも拭いきれないかもしれません。

雇用保険の失業給付を受給しながら転職活動を余儀なくされる人もいると思いますが、失業給付も永遠に支給されるわけではありません。

受給期間終了が迫ってきたときに、焦って自分の希望しない企業に決めてしまうリスクもあります。

転職活動をする際には、必ず収入を確保しておくことが絶対的に必要です。

40代・50代から転職を成功させるには?

40代・50代から転職を成功させるためには、以下の5つのポイントが重要になります。

1.収入の確保:

先ほどもお伝えしたように、何かをはじめるときには資金が必要です。これは転職活動も同じです。お金のことを考えずに転職活動は絶対にしないでください。

収入の確保の方法は様々です。
・転職活動に要する期間分の生活費を貯金しておく
・今の会社で働きながら転職活動をする
・家族の収入をアテにして転職活動を行う
・今の会社は退職してアルバイトしながら転職活動を行う

あなた自身に合ったやり方があるはずですので、収入を確保した転職活動をしてくださいね。

2.自己分析:

あなたのスキル、価値観、キャリア目標を明確にしましょう。自分自身を知ることは、新しいキャリアの方向性を見つける助けになります。

自己分析の正しいやり方はこちらの記事で解説していますので、併せてお読みください。
 ↓  ↓  ↓ ↓ ↓

3.スキルの更新:

新しい技術やスキルを習得し、競争力を高めましょう。すでにスキルを持ってるなら、そのスキルが転職で有利なのかどうかかを見極めることも必要です。スキルが足りない場合は、オンラインコースやトレーニングプログラムを活用し、自己投資を行うことが大切です。

4.ネットワーキング:

コネクションを築き、求人情報を収集しましょう。転職を成功させている方は必ず「弱い繋がり」を活用しています。「弱い繋がり」というのは親族や友人以外の繋がりのこと。たとえば、SNSの繋がりや、一度名刺交換をしただけの人、転職エージェントなどです。あなたとの繋がりが弱いコネクションにこそ、今までにはなかったあなたの価値を発揮するステージがあるのです。

5.転職先の選定:

あなたに合った職場や業界を選ぶことが成功のカギです。将来のキャリアゴールに合致する企業を探し、その企業に合うようにスキルや資格を磨きましょう

転職を考えたらまず最初にやるべきこと

転職をかんがえはじめたら、まず最初にすべきステップが3つあります。

1.履歴書の更新:

経歴を最新かつ魅力的に整理しましょう。過去の実績や成果を際立たせるように工夫します。

2.キャリアコンサルティングの利用:

プロのアドバイスを受け、最良の戦略を練りましょう。

3.求人情報の収集:

転職市場をリサーチし、興味深い職種や企業を見つけましょう。インターネット上の求人情報サイトや転職エージェントを活用して、情報を集めることが重要です。

40代・50代からの転職は決して容易な道ではありませんが、正しい計画と準備を整えれば、新しいキャリアの成功をつかむことができます。

焦らず、着実に進んでいくことがポイントです。

あなたの人生を豊かにするためにも、転職に向けての正しい知識と行動をされてくださいね。

求人情報の収集をするには、ハローワークなどの利用も良いのですが、毎日忙しい仕事をしていると自分で積極的に求人情報を探すのは限界があります。

実は、転職で成功した人が賢く活用しているサービスがあります。

それが「転職エージェント」

ネット上にはさまざまな転職エージェントサービスが溢れてますが、どのサービスにも一長一短があります。

まずはあなたに合った転職エージェントサービスを見つけてみてくださいね。

▼自分にあった転職エージェントサービスを見てみる▼

コメント

タイトルとURLをコピーしました